けいこ ヴァールハイト Keiko Wahrheit Official Blog

ハワイを発つ。過去世の記憶とともに

 
今、ホノルル空港です。
 
長い長い旅を終えたような気分・・・。
 
今までたくさんの旅をしてきて、それぞれの場所で気づきや発見や感動や感慨があったのですが、今回のハワイはそのどれとも比べものにならない、特別な旅になりました。
 
すべてを伝えようとしたら一冊の本になりそうなくらい。
 
旅行記、書きたいなあ。
 
 
クカニロコ・バースストーン。

 

 
風の声を聴く。
 
 
静かな場所に、王妃の声がこだまする。

 

 

「触れないで!そこは私たちの大事な場所だから」

 

石を触ろうとしたその手を思わず引っ込める。
 
「ここは私たちのマナが眠る場所。最近たくさんの人が訪れて、私たちの大事な場所を汚すことを私たちは憂いている」
 
「ごめんなさい、あなたたちの大事な場所に踏み込んで」と心の中でいう。
 
「あなたは私の声がわかるのね。みんなに伝えて、ここに来ないでと。ここは私たちの大事な場所。ここを汚さないで」
 
「ごめんなさい、私にはその力はない。でも伝える」
 
「私たちが愛したこの場所を汚さないで。お願い。みんなに言って」
 
必死に訴える声に胸が痛む。

 

 

ワイメア渓谷。

 

 

13ドルの入園料を払って、片道6ドルのバギーでつき止まりまで行く。

 

降りて「ここはどういう場所ですか?」と聞くと
 
「ここはたくさんの哀しみが宿る場所」
 
と声が答える
 
「なぜですか?」と聞くと
 
「荒らされてしまって。ここはその昔王が住む谷だった。とても神聖な場所だったんだよ。
 
もう今は跡形もない。聖地は荒らされてしまった。私たちはたくさんの哀しみをたたえている」
 
滝つぼにはたくさんの観光客。
 
帰ってネットで調べてみると、現在は廃止されているが以前はここでダイビングショーやフラショーが行われていたとか。
 
ここは11世紀から代々カフナ(神官)が統治してきたとても神聖な谷だったという。
 
哀しみをたたえた声のいう意味がわかった。
 
 
滝を離れて入り口まで戻る途中、また別の声がする。
 
「カフナの王がお前に会いたがっている、早く神殿に戻れ」
 
「神殿とは?ヘイアウのこと?」
 
「そうだヘイアウだ。もっと入り口のほうだ」
 
「入って左にあったところ?」
 
「そうだ。日のあるうちに、急ぐんだ」
 
その声に急き立てられて、とっとことっとこ超特急で谷を下る。

 

 
駐車場の横にそのヘイアウはあった。
 
前に立って手を合わせる。
 
「つながりを取り戻そう。再び一つになる。おまえはそのためにやってきた。つながりを取り戻そう」

 

「神様、どうか私をお許しください。

 

私と現在姉として転生している存在が働いた無礼をお許しください。

 

私がまたカフナの王と一つになることをお許しください」

 

勝手に言葉が出てくる。

 

「許そう」

 

という声がする。

 

「私たちは再び一つになる。ともに働いたときのことを思い出そう。

 

わたしのマナは今あなたとともにいる。神聖な光とともに。今一つになる」

 

「ありがとうございます」

 

涙が出てくる。

 

「もう下がりなさい。帰って祝うのだ」

 

 厳かにいう声に一礼してその場を去った。

 
 
ラニカイビーチ。
 
ここでもまた声が話しかけてくる。
 
 
「ようこそラニカイビーチへ。あなたはかつてここにいた。私たちと共に。再び帰ってきた。

 

火の海よ。風の海よ。そよぐ丘。明日の町がここにある。

 

火を見なさい、海を見なさい。風を見なさい。それがここにある。

 

あなたはかつてここにいた、私たちとともに。それを思い出して」

 

清涼感のある女性の声。

 

私はここにもいたんだろうか?

 
 
ラニカイビーチにほど近いウルポヘイアウ。
 
胸が苦しくなる。
 
近づくと「ここはお前の来るところではない」という厳しい声。
 
一礼して去る。
 

かつてカフナたちが禊をしたという、ハレクラニホテルの前にあるカヴェヘヴェヘ。

 

朝6時。
 
夜明けと共に禊をした。
 
ハワイ。
 
自分かかつていた場所をここまでリアルに感じたことはありませんでした。
 
ずっとハワイに嫌悪感を持ってきた理由、これまで一度も訪れなかった理由が今回よくわかりました。
 
ホオポノポノも、どんなに流行っても見向きもしなかった。
 
その理由も。
 
再び赦されてこの地と繋がりを取り戻せたことを本当に嬉しく思います。
 
と同時に古代ハワイアンの教えを紐解くことを決意。
 
かつて私がやっていたことを思い出せるだろうか?
 
今ハワイを発つときに涙が出そうで、ここまで今ではないはずの過去世に引っ張られ過ぎている自分を危惧します
 
明日からはまた元気に!
 
ではまた東京でお会いしましょう