こんにちは、あべです。
マリー・アントワネット展の続き・・・。
中に入ると私の胸のあたりに暗闇があり、貴族の私が浮かび上がってくる。
ガイドが言う。
「あなたがいたのはある皇帝伯爵の孫娘として。
大勢の人は知らなかった、あなたのたおやかさと類い稀な意志の強さを。
そのため大勢の人はあなたを見限った。
間違いを起こしたのはあなたではなく彼らの方だが、結局あなたは捕らえられて処刑されるハメになった。
そのときの記憶を思い出したくないのは、それが凄惨であるばかりでなく大勢の人があなたを軽んじるときあなたはそれが許せない。
なぜなら自分は高潔であったから。
あなたのプライドが処刑されたこと、捕らえられたことを許せないとき、あなたはそれを思い出せない。
でももう思い出してもいい時期です。
タイミングは今です。
思い出しますか 」
も、もちろん
やはり処刑されていたのか
「はい」と言うとガイドはこう言った。
「ならば言ってください、このように。
私は金輪際、今世においてこのような間違いを侵さず、このような罪科も受けません。
なので私はこのときの過去世を思い出し、そして精算します。
今これをここに誓う。
そのためのサポートを喜んで受け取ります」
こんな宣言、マリー・アントワネット展覧会内で (笑)
間違いなく1人だけだわ、こんなことしてるの
ガイドは言う。
「ではあなたの望みを叶えましょう。
ある展示品の前であなたを呼びます。
思い出すはずです。
手はずを整えます」
どの展示品
ちゃんとわかるかしら〜と不安がよぎる。
まあいい。
会場の中は、マリーが嫁いだ頃から時系列に並んでおり、マリーに関わる貴族たちの肖像画や当時の暮らしを彷彿とさせる絵画が並べられている。
年表や家系図などもあり。
そのどれもをじっくり見たいが、ガイドがたびたび話しかけてくるのでそれどころではなく
メモメモしながら、それでも頑張って見る。
そんな感じで歩いて行くと、当時の貴族が使っていた扇子が飾られていた。
レプリカではなくそのもの。
薄汚れていて破損している。
が、ここである思いが立ち上ってくる。
嫌な思い。
退屈で形ばかりで苦しかった思い。
それを使っていた頃の自分の気持ち・・・。
もちろんこれは私のものではないが、この扇子のエネルギーからそんな感情が呼び起こされてきた。
また途中、ガイドが話しかけてくる。
「忘れてはならないのは、あなた方が共にあった事実と共に、あなた方の思い。
この宇宙に、この地球に良きことをしたいがために訪れたあなた方の思いを忘れてはいけません。
彼らの思い、あなたの思い、皆の思いを今ひとつにすることが大事です。
そのためにこのようなイニシエーションをします」
は、はい
あなた方というのはマリーのことかしらん・・・。
途中にバスルームの再現があり、またレースのローブや召使いのドレスなどが飾られている。
また声がする。
「あなたもこのロープをまとったことがあるのですよ」
ガイドではない女の人の声。
ふくよかな乳母みたいな
もちろんこれをという意味でなく、こんなものという意味と思う。
声は続ける。
「このときのあなたは皇帝ナポレオンに愛されたあの人と共にいた。
その記憶がついえたのは、彼らの手引きによるもの。
再びあなたにこれを思い出して欲しい。
そのためバスルームのカギを渡します。
これを見て当時を思い出してください」
バスルームのカギ
皇帝ナポレオンに愛されたあの人とは
時代考証も私の知識不足によりよくわからず・・・。
とりあえずメモメモ。
続く間で写真撮影が許されたのでパチリ。
ここでまた声がする。
「このような間にいたことをあなたが思い出すことができたなら、たくさんの誉が流れこむ。
たくさんの悲しみがここに眠る。
あなたは見る、かつての自分の人生を。
束の間のやすらぎ、束の間の礎と、束の間の栄光。
そのどれもをあなたがいらないというならよい。
しかしいると叫べば再び手に入ります。
再び手に入れていただきたい。
そのための礎を築きます。
しっかりと、思い出してください」
懐かしさが込み上げてくる。
ふと思う。
「楽しいこともあった」
不思議な感覚・・・。
そういえば昔から、この映像にあるみたいな青々としたぶどう畑の風景をよく見ていたことを思い出す。
ヘミシンクのときもあれば瞑想の時も。
フランスかなあ、どこだろう とずっと思っていた。
この時の記憶かなあ・・・。
そんなことをつらつら考えていると、胸の中にさっき見えた貴族の私が起き上がり伸びをしている姿が見えた。
「もう一度輝こう、もう一度やり直そう」
という言葉が聞こえる・・・。
展示会場も2/3が過ぎようかという頃。
ブロックはずれた
そんな感じで進んできたマリー・アントワネット展。
最初にガイドが言っていた「ある展示品」とは
これか?これか?と足を止めるたびに「違います」と言われて、とうとう最後の方まで来てしまったが・・・。
見逃したのか知らん、と思ったそのとき。
ひときわ人だかりがしている場所があった。
なんだなんだと覗き込むと、声が言う。
「これを見なさい」
そこには、捕らえられたマリーが獄中で着ていた粗末な白いネグリジェとヘアーバンドがあった。
これまで見てきた絢爛豪華なドレスとは真逆で、すすけていてボロボロ。
悲しみが込み上げてくる。
ガイドの声がする。
「非業の死を遂げた王妃の悲しみを今取り去ります。
手を合わせなさい。
再びこの悲しみは繰り返されません。
誓ってください。祈ってください。
今、悲しみを取り去ります。
彼女とともにあったときあなた方は美しかったが、またそれは悲しみにも満ちていた。
それを今取り去ります。
ともに祈ることでその思いを解除していきます」
混んでいたがすみませんと思いながらもその展示品の前で手を合わせる。
内側から言葉が浮かんできたが、悲しみにより忘れてしまった。
ガイドは続ける。
「すでに重石は取り去られています。
祈ってください、再びマリーと出会えることを。
同じ時代に生きたあなた方がまた彼女と出会える日も近い。
このことを忘れないように。
彼女の魂は現世に転生してきています。
今再び出会えなくてもまた会うことはあります。
悲しみの記憶を今世に残さないことが大切です。
彼女への弔いはすでに終わっています。
彼女を愛するのは構わないが、その感情を今世に残さないことが大事です。
もう導きは終わります。
感情はほとんど解消されています。
再び華やかな時代を築くことを託します。
たくさんの人に見られる人となってください。
それはまもなくです。
またきてください。
私たちはここにいます。
また会いに来てください」
最後の声はガイドではないようだった。
マリー
まさか・・・。
そして最後の展示品。
マリーが処刑台に向かう途中に脱げた靴と目されているもの。
ボロボロの靴。
履いていた人のエネルギーが感じられるような生々しいもの。
マリー・・・
悲しみMAX。
また声がする。
「痛ましい彼女の魂とともにあろうと思わないでください。
歴史は繰り返されません。
あなた方はあなた方の日常の中で喜びを紡いでください。
私たちとともにあろうとはもうしないでください。
また再び会える日は必ずきます。
ありがとうきてくれて。
アデュー。
また会える日まで」
最後はやはりガイドではなく女の人の声だった。
マリー
わからない・・・。
そんなこんなで不思議な時間旅行をしたマリー・アントワネット展でした。
私は最近セッションをしていて思うことがある。
上が時々告げてくる過去世の話で、歴史上の人物であるとか、その人と共にいたことがある、と言われる人はそう多くないにせよ、ときたまいる。
もう1つ。
生まれる前の直近の過去世が、めちゃ最近の人もいる。
1979年生まれの人が、1968年に亡くなった過去世のことを言われたりするのだ。
また、1968年生まれの人が、1957年に亡くなった過去世とか。
そう考えたら、実は魂の数ってそう多くなくて、ぐるぐる同じ魂が死んだり生まれたりしてるのかなって。
そう考えたら、歴史上の人物と共にあった過去世がそれなりにあるのも頷けるのかなって考えたりする。
あと、この世が学びの場で、ネガティヴもポジティブも様々な体験をするのなら、最高に悲惨な過去世もあれば、最高に栄誉のある過去世もあって、最高バージョンでは誰しも歴史上の人物とかその近くにいた人とかってなるのかなあとか・・・。
それが私の場合は1つ、マリー・アントワネットと関係していた過去世なのかもなーとかさ。
なんかね、そんなことを考えたよ。
もっといろいら理解できるように、さらにサイキック能力を上げていきたいです。
ではでは。
アデュー