こんにちは、あべです。
一昨日と昨日、曹洞宗の大本山・永平寺に入山体験してきました。
みなさま、永平寺、ご存知ですか
1244年に道元禅師によって開かれた禅寺です。
建立当時に道元によって定められた厳しい禅の作法を、今でも修行僧たちが守り続け、修行を続けている場所。
毎年、ちょうどこの時期に新しい修行僧たちがやってきて、現在は約150名ほどが修行を行っているとか。
一泊二日と三泊四日のいずれかで一般の人も修行体験をすることが可能…ということで、一泊二日で行ってきたわけです。
がしかし・・・。
福井駅でまずは腹ごしらえ
たった一泊といえど、どんな体験になるのかわからず・・・。
できる限り美味しいものでお腹をふくらませておこうという卑しい根性
熱燗までいただいちまっただよ
それから・・・。
東尋坊
福井といえば東尋坊に行かねばなりません。
『火サス』のイメージや自殺の名所というような暗い印象がありましたが・・・。
意外や意外、綺麗な海の観光地でした。
が、ここで素敵なカフェがあり3人でのんびりしていたところ、「ヤバイ
そう、16時までに入山しなくちゃいけなかったのに、時間オーバー。
慌てて車をすっ飛ばし、16時40分でようやく永平寺へ。
良い子は真似してはいけません(誰もしねーよ)。
どーん、永平寺~
中に入ると、雲水さん(修行僧のことをこのように呼びます)が丁寧に私たちを部屋まで案内してくれました。
部屋に入ると・・・。
もうお布団が敷いてあった
このときもうすでに17時を回っていたのですが、夕ご飯が17時半からということで、それまでに入浴をしておかなくてはいけないと言われる・・・。
ちなみに、お泊りの体験スケジュールは以下のようになります。
写真で切れてしまっていますが、2日目の起床時間は3時40分です。
4時10分から座禅が始まります。
さて、1日目は17時を少し回ったところでお風呂の指示、そして17時20分には部屋で待つようにと言われる。
ソッコー支度をして風呂場に向かう。
が、もともとノロい私。
しかもマイペースで人に合わせるのが苦手・・・。
急ぎはしたが、「まあ~、とはいえ、無理なものは無理だから」という感じで3人のうち最後に入り、最後に出る。
部屋に戻った瞬間、雲水さんが呼びに来た。
「廊下に並んでお待ちください」
この日は私たち以外にも2組宿泊体験の方がいらした。
会社の研修下見で社長以下6人で来られていた建設業の方々。
そして、三泊四日コースで来られているらしき、若い男子1名。
髪の毛びっしょり、化粧水もつけてない、アタフタしているうちに皆さん、廊下で整列。
ぐしゃぐしゃヘアのすっぴんで慌てて列に加わる。
このときすでに大きな学びがあったと言おう。
非常に厳しく時間と作法が決められており、それに皆がキッチリ従うことも修行の一つである永平寺。
もちろん、一体験者であるから厳しく怒られることはないが、待ってくれることもない。
自分たちのうっかりで入山が遅れ、入浴が遅れると、びしょびしょの頭にすっぴんのひどい恰好で夕食を食べる羽目になり、すべては自分に返ってくることの法則を改めて体験…。
続く・・・。