その前に、やはりたくさんの気づきが私自身に日々訪れているのと同時に、夢もまだまだたくさん見ていて、それについて今日は書きたいと思います。
面白いのが、昔付き合った人とのやり取りや、会社員だったときのこと、それらの中にも呪術ライクな、私自身のアイデンティティにネガティブな影響を与えていたものが多々あって、それも解放されたということ。
たとえば、今日見た夢は、10代の頃に初めて付き合った人が出てきた。
たくさんの夢をこれまで見てきた中で、その人が夢に出てきたことは一度もなかったと思う。
それくらい珍しいのですが、内容がまた意味深な感じでした。
今の年齢で、ものすごく久しぶりに彼と会うことになる。
同窓会の二次会みたいな雰囲気で、カウンターのある居酒屋。
二人きりじゃなくて、他にも知人らしき男性はいる。
昔を懐かしむような感じで話をしていて、その人が自分の苗字について話している。
その人の名前は、たとえば田村義成だとします(実際には違う名前ですが)。
すると彼は名刺をくれるんだけど、「川仲田義成」と書いてある。
私は、「結婚して相手の家に入って名前が変わったのかな?」と思っている。
すると彼は、「字画が悪いから改名したんだ」というようなことを言う。
下の名前についても話をしていて、私が「ヨシナリってこういう字だよね」と言いながら、「成」の字を書く。
でも彼は、違うとも合っているとも言わず、無言で「成」の字に似ているけれど、右下のハネが一本ない字を書く。
私はそれを見ながら、「あれっ、あんな漢字あったっけ?」と考えている。
そんな夢。
その時には、確か幼かった自分たちの付き合い方についても、思い出話をしていたような気がしますが、内容はあまりよく覚えていません。
そして、この直前には、21歳の頃、社会に出て一番初めに就職したアパレル会社の先輩から電話がかかってくるという夢を見ていた。
それこそ、会社を辞めてから一度も思い出したことすらないような、顔と名前は知っているがほぼ話したこともないような別部署の先輩。
夢の中で彼は名前を名乗らず、「ミーティングが始まってるよ。どこにいるの? すぐ来て」と言うようなことを私に言う。
その声を聞きながら、遠い記憶を探って「あれ、この声は確かあの人じゃないかなあ」と考えている。
夢の中でボンヤリと、その人の名前の漢字を二文字思い浮かべてもいる。
電話を切った後、
「こっちでもミーティング入れちゃってるし、ダブルブッキングだ。いつの間に打ち合わせの予定を入れたんだろう」
と困る。
私は今の自分の会社の会議室らしきところにいて、そこでもミーティングが始まろうとしている。
仕方なく、昔のアパレル会社のミーティングに行くと、さっき電話してきた先輩や懐かしい人たちがいる。
それを見て私は、ああ懐かしいなあと思いながら、なんだかボンヤリとしていた。
さて、これらの夢の何が呪術の解除に当たるのでしょうか。
まず一点は、すごく二つの夢ともに暗い雰囲気であったこと。
またもう一点は、この二つの思い出には、苦さもあること。
すなわち、これらの記憶には単なる懐かしさだけではなく、まさに黒歴史と言えるようなネガティヴな記憶がてんこ盛りであるということです。
たとえば、最初につき合ったこの恋人は、私をめちゃくちゃ束縛した。
それは普通の束縛レベルではなく、完全なる軟禁でした。
親兄弟としか話すことを許されず、常にどこかに出かけるときは彼の車で彼と一緒で、公共の乗り物に乗ることも許されず、肌を露出してはいけないからと真夏でも長袖長ズボンだった。
携帯電話もない時代のことですから、本当に誰とも連絡が取れなくて、友人たちの間では私が軟禁されて行方不明だと噂されていた。
付き合いの途中から私は予備校生になっていたんだけれど、ほとんど予備校に行けなかった。
おかげで大学に受からず、滑り止めのまたその滑り止めのような短大にしか行くことができなかった。
言ってみれば、私の黒歴史の幕開けはここからだった。
ブログに書けないことはいっぱいあるけど、とにかくこの時期の私は恋愛だけに没頭させられていて、それ以外のことは許されず、そして生きる屍のようだったということ。
毎日のように青空を見上げては涙していて、将来を常に儚んでいた。
そして、最初の恋愛ではほとんの人たちがそうなってしまうように、この恋愛は私の基礎になってしまった。
それゆえ、この後の恋愛はことごとくうまくいかなかった。
彼は常に私と一緒にいることを強要していたので、私もいつしか次の恋愛相手にもその次の人にも、毎日ぴったり一緒にいることを求めてしまっていた。
うまくいくはずがないと、この歳になってみたらよくわかります。
そして、もう一つの会社では、とにかく社会人経験が浅すぎて仕事ができなさすぎた。
そのため、めちゃくちゃ一時期いじめられていた。
もともと、新人イビリで有名な底抜けの性悪上司に目をつけられてしまったこと。
また、後ほど私の最初の旦那さんになった人のことを好きだった女の先輩からもいじめられ、一つ歳上の教育係だった先輩からはセクハラ&パワハラを受けていた。
でも実は、何よりも嫌だったのは、ここに勤めていても求めている将来には何もつながらないということがハッキリとわかっていたから。
当時の自分の未来のビジョンと少しも重ならない場所で、汗水垂らして時間をただ浪費している毎日が嫌でたまらなかった。
その頃の私は、毎日毎日「世界が早く終わらないか」と思いながら生きていました。
さて、そんな自己憐憫話は置いておいて、これらの夢は結局なにを解除したのか。
シンプルに言って、その時の記憶です。
ですが、単純に記憶だけ(その時の心の傷や苦しみも含め)が解除されたのではなく、他者から知らない間に受け取ってしまっていたアイデンティティの解除でもあったよう。
後ほどもっと詳しく、この宇宙系呪術解除セッションの効果やその出方についてはお伝えしていきたいのですが、このセッションの1番の特徴は「思いグセの解放」です。
それも、自分も他人も幸せにしないような、はるかに間違った誤解や曲解、頑固さ、ねじ曲がった考え方。
私たちはもともと、他者との関わりの中から人のアイデアや考えや価値観を無意識的に吸い込んでしまうようなところがある。
そしてそのほとんどが、自分自身の幸せのために動くという考え方ではなく、人の幸せのために動かされるようなもの。
最初の彼は、私の人生がどうなるかとか、私が幸せか苦しいかということは一切考えてくれず、ただ自分の思い一つで私を束縛した。
そのおかげで私の人生目標はかなり狂いましたし、その後、自分の行きたい道にまっすぐ近づけるような選択ができないまま社会に出ることにもなった。
社会人になって初めて勤めた会社は、ただ会社都合だった。
当たり前と言えば当たり前だけど、そこで働かされている私たちの人生や目標や、どうやってステップアップしていけばいいかなんて考えてくれるはずもない。
ただ、会社の業績アップ、それ以上でも以下でもなくて、契約形態が正社員である以上、私たちはボーナスが少なくても我慢しなくちゃいけないし、残業代が出なくてもみんなが深夜まで働いていればそれが社風となって一丸で働かされる。
この時の日々の喪失感や厭世観は半端ではなくて、生きていても死んでいてもあまり変わらないかなと思えるくらい、ただ「無」でした。
これらの経験によって、私が得たものは何か。
それは、「耐え忍ぶこと」。
耐えることだけ、やり過ごすことだけが唯一の方法だったとき、それは私の「今・ここ・自分」にいないやり方を身につける時期だったと言わざるを得ない。
いつも他のことを考えていたり、自分の中心に自分がいなくて他者に希望を譲るような面も、この二つの時期に色濃く培われたものであるようでした。
今回の呪術解除の、宇宙系以外のもう一つの大きな解除項目はやはり、「自分の中心に自分をいさせない意識の解放」でもあったので、それらが根本的な影響力ごと取り去られた。
それを知覚した夢であったようです。
なお、二つの夢共に漢字や苗字が出てきていましたが、それはなぜか。
これは、苗字やフルネーム、また家紋や漢字一つ一つにも呪術がかけられたことがあるような時代背景もあり、それらの解除も同時に含んでいたことの現れでもあるようでした。
長くなるので、その他の気づきや今後、皆の解除がどのように進むかなどの話は次のブログに譲ります。