こんにちは、あべです
熱田神宮の続きです。
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じゃん。
こちら、熱田神宮本殿
お遣いの声が
「速やかに本殿に参ってください」
と言うので、速やかに参ることに。
普通にお賽銭を入れて多数の参拝客と共に手を合わせる。
何体か神様的な存在がいるように感じたが、一番はっきり見えたのは、どっしりした感じの男の神様。
なんというか、お殿様的な
お父さん的な
手を合わせながら名前と住所と生年月日を告げ、このたびはご縁をいただき云々・・・というお決まりの言葉を告げる。
するとこのでーんとした神様が「はいはい、どうもご苦労様ね」みたいなごくあっさりした感じで頷く
はれ〜、呼んだんじゃなかったの
と、つい文句を言いたくなるような。
仕方がないので一礼して下がると声が言う。
「本殿にすみやかに参ったら、本宮の道を右に行ってください。
宝物館にまず行きましょう。
ここであなたの決意を固めて行きます。
隣にいる方もです」
宝物館
もしや三種の神器の剣が見れるのか
いそいそと道を行く。
道を歩きながら考えた。
さっきの神様の様子はなんだ
あの「はいはい、ゆっくりしてってね〜」みたいな。
なんか経験したことあるような・・・。
と考えていてはたと思い当たった。
友達の家に遊びに行った時、ご両親がいたらまず挨拶するよね。
そんな感じ。
だからまずここの主である熱田神宮の神様にご挨拶して、それから別の場所に誘われるのかと合点がいった。
そしてこちら宝物館。
叢雲の剣が見れるかと思いきや、まさか展示物として飾ってあるわけがなかった(笑)。
しかし、中に入ると巻物や手紙や着物なんかと共に、たくさんの剣が飾ってあった。
声は言う。
「速やかに右に行ってください」
入って左は巻物や書物ゾーン、右側にはさまさまな剣がずらりと並んでいた。
「ある剣の前であなたを呼びます。
そこでお祈りしてください」
と声は言う。
ある剣
どの剣
仕方がないので、長いのやら短いのやらある剣の前をウロウロしてみた。
それぞれには剣の年代やいわれが書いてある。
ここか
違うか
を何回か繰り返したあと、とある短剣の前で足を止めると声が言った。
「その剣です。
その剣の前で手を合わせ祈ってください」
どう祈ればいいのかわからなかったけど、とりあえず目をつぶり手を合わせてみた。
「私は正しく働きます。
長いものには巻かれず、悪と厳しにも打ち勝ちます。
私をお守りください」
すると、今度はさっきの声とは違う穏やかな男性の声がした。
「よかろう、私はあなたと共に行きます。
あなたをこれから守護します。共に戦います。
厳しきことがあっても私が守ります。
すみやかに八剣宮に参って帰られてください」
白い着物を着崩した、乱れ髪の背の高いイケメン風男性が見える。
その人は言った。
「私はこの宝物館の主です。ここを守る役目。
あなたとはファーストインプレッションですね。
これから勇敢にあなたを守ります」
一礼してその剣の前を辞した。
その剣について書かれていた御由緒をみると
「鎌倉時代より以前の古剣で、鞘には『ある僧侶が大阿闍梨の職位を得たのは熱田信心の冥助である』と書かれている」
とあった。
戦いで使われた剣ではなく、大阿闍梨という高い地位を得た高僧が、熱田大神に御礼の奉納をしたものらしい。
このエネルギーが必要だったのかしら。
わからん。
そして我々は言われるままに八剣宮に。
手を合わせた。
声は言う。