2017年3月6日
モンロー研究所公式プログラム『ライフライン』4日目(1)
赤毛にショートカットのマントを着た女性のガイド、ニコニコ笑っている。
降りてきて明るく微笑む。
「さあこちらへ」手を伸ばしてくる。
「向こうへ」。
見えてくる景色。
高級料亭、もしくは高級茶屋の2階。
殿っぽい高級武士が並んだお膳の一つで酒を飲みながら割烹料理を食べている。
その前で立派な着物を着て、美しく髪を結った高級芸者(?)の私がいる。
「この過去世をいいかげん手放せ」という声。
「手放したいです。どうすればいい?」と聞く。
「手放すと念じろ。
記憶は消せる・消せない(同時に聞こえる)。
あなたの心次第」
「手放す」と思う。
「痛みを今取り去る、悲しい記憶、未だ癒えない傷。
喜びを分かち合え、今ある喜びを」
「はい」
「愛情表現をもっとする。怖がるな」
映像が見えてくる。
お座敷、綺麗な広い茶屋の2階。
立派な着物のお殿様。芸者の私。
横並びにずらっと席がある。
縦長に2列の席。
真ん中で芸者がお酌をしたり踊ったりする。
殿が食べながらんと見る。
綺麗な芸者の私が踊る。
1枚、2枚と脱いで襦袢になって酔って舞う。涙。
黒っぽい着物で髪をしっかり結って三味線を弾く自分も見える。別のシーン。
「この癒えない悲しみを今手放そう」という声。
「私は愛することを信じる。愛を」という言葉が浮かぶ。
悲しみが上がってくる。
場面変わり、戦火から逃げる着物の女たち。
江戸庶民の女たち。少しの荷物を持って逃げる。
「江戸城陥落」の声。
山のほうに逃げていき、高い場所から眼下に広がる戦火を見る。
数人で見ている。立派な着物の女性たち。
お方様の私。城の正室か側室とおつきの人が数名。
城の中では将軍と家臣たちが地図を広げて作戦会議をしている。
お方様の私がプライドを持って城の中にいる。
生まれたばかりの若君を抱いている。赤ちゃん。幸せそう。
殿が来て喜んであやす。
赤ちゃんがおくるみの中で眠る。フラッシュバックのように重なるおくるみの中の赤ちゃんの死骸。
生きてるのと死んでるのが交互に見える。
「この消えない痛み、赤子を亡くした消えない悲しみこれも今取り去る」の声。
ショックで気を失い倒れる。
ぼんやりしている。
中庭の梅を放心してただ見ている。
ここにいるがいない。ただボーっとしている。
生ける屍となっている姿。気力がなく何もできない。
殿が様子を見に来るが、その様子を遠巻きに見て、ため息をついて去る。
他の女たち(側室たち?)がほくそ笑む。
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いったんここまでとします。
続きはのちほど
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