2018年8月9日
オランダの美しい村での心の禊、そして売れない画家の過去世とご対面
たくさんの可愛らしい家々が運河沿いに並ぶ。
静かな暮らしがそこにはある。
ここでは、心の禊。
しかし、、、
この村より縁のある村があったらしく。
ヒンデローペン。
ヨーロッパの美しい村30にも選ばれた、運河の張り巡らされたきれいな村。
優雅な豊かな暮らしがあった。
その昔、ここに住んでいたことがあるって、ガイドが言う。
幸せすぎて、退屈すぎて、ここを捨てて出て行ったって。
だけど、まったく覚えてはいない。
しばし想いを馳せる。
目の前の幸せに気づけない癖、もっともっととさらに上を求めすぎる癖、いわゆる「青い鳥ブロック」を引っこ抜いた。
そして、アムステルダムへ。
街に入った途端、私の内側からヒゲもじゃの小太りの60歳くらいのおじいさんが現れた。
「戻ってくるのに長くかかった・・・」
苦しげにつぶやいている。
これ、、、
私!?
過去世の私みたい。
長い長い時間をかけて、ようやく故郷に戻ってこれたと言っている。
薄汚れた、うらぶれた、諦めている私。
どうせうまくいきっこない、こんなものだよ人生とは、、、と思いながら、どこかに期待を残している。
今の私のものじゃないけど、どこかに記憶している、知っている感覚。
ほかにも背の高い痩せた女や、幾人かの私の過去世が重なって見えた。
知ってた、、、
オランダには私の過去世がいくつかあることを。
ただ、今世生きているもう一人の私を救出に来ただけでなく、過去世の私のカケラも拾い集めに来た。
それは、オランダで17世紀に画家だった私。
ほとんど売れなかった、成功できなかった画家。
諦めているけど、諦めきれない。
この人は、翌日行った国立博物館でレンブラントの絵を見ながら救出した。
レンブラントは偉大な画家。
17世紀には数々の成功をおさめ、名声をほしいままにした。
なぜだかここでは、レンブラントにものすごい尊敬の念を感じた。
オランダで、「自分を信頼し得ない自分」を解放できたかな?
いいことも悪いこともあった、複雑な感情を持ち越したまま生きる、今の自分の別な側面も。
まだもう少しだけ旅は続きます。
ではまたね
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